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2015年4月8日 読売テレビ かんさい情報ネットtenで紹介されました

皆さん、盲導犬はご存じでしょうが、「聴導犬」はご存知でしょうか?

今、インターネットの動画投稿サイト「YouTube」でひそかに注目を集めている動画があります。 生まれつき耳の聞こえない女性と彼女の生活をサポートする聴導犬の姿を描いたパラパラマンガです。

聴導犬とは、聴覚障がい者に様々な音の発生を知らせる補助犬です。
聴導犬は、目の不自由な方をサポートする「盲導犬」、体の不自由な方をサポートする「介助犬」と並び、耳の不自由な方をサポートする補助犬です。

聴導犬は、ある時は聴覚障がい者の生活を助けたり、ある時は、危険から守ったり、聴覚障がい者の耳となって、あらゆる場面で活躍します。

そこで、聴導犬の驚きの能力と役割を調査してみましょう。

生まれつき耳が聞こえない聴覚障がい者の安藤美紀さんと聴導犬レオンは、一緒に生活するようになって7年になります。

先ほど紹介したパラパラ漫画は、かつて漫画家を志した安藤さんが、あまり馴染みのない聴導犬を人々に知ってもらおうと思い、描いたものです。

以前はレオンを連れていませんでしたが、レオンを連れて歩くようになると、「安藤さんって聞こえないの?」と言われるようになりました。
「えっ、しゃべれてるのに?」と言われることもありました。

なぜ私は話せるようになったのか、それは小さなころ、母親が発音の仕方を教えたからです。

また、相手の唇の動きを読む読唇術もマスターし、ある程度の日常会話はできるようになりました。

でもそれだけでは、聴覚障がい者の毎日には困ることがあります。
例えば、台所でお湯を沸かしたり、電子レンジの終わった音などです。

それでは、聴導犬レオンがどのように安藤さんをサポートしているのかを調査してみましょう。

目覚まし時計が鳴ると、レオンは安藤さんを起こしに行きます。

次に、やかんが沸騰した音です。
レオンは音が鳴ってもすぐには反応しません。やかんの音が高い音に変わり、沸騰したところで安藤さんに知らせます。

インターホンの音が鳴ると、安藤さんにタッチして知らせ、玄関まで案内します。

冷蔵庫の閉め忘れの音にも反応し、安藤さんを冷蔵庫まで誘導して知らせます。

聴導犬は、火災報知機や緊急地震速報の音も聴き分けられます。

息子の一成さんが言うには、以前はインターホンが鳴ると僕が「お母さん、来たよ」と教えていたのですが、レオンが来てからはレオンが行くようになり、僕の仕事が取られたみたいな感じでした。

聴導犬の仕事は屋内だけとは限りません。

後ろから来る自転車の音。
自転車が呼び鈴を鳴らすと、聴導犬はユーザーにタッチして知らせます。

続いて、車のクラクションの音。
音を聴くとすぐに、聴導犬はユーザーの前に回って止めます。

ユーザーの命令に従って動く盲導犬・介助犬と異なり、聴導犬は自ら考えて判断して聴覚障がい者をサポートするところに、大きな特徴があります。

犬はもともと周囲に音を知らせる習性があるので、どんな犬種でも聴導犬になれる可能性があります。

また、捨てられた犬の救済にもつながるため、保健所で保護された犬から聴導犬の候補を選ぶことが多いです。

実際に聴導犬として認定されるのは、600頭に1頭くらいの割合です。

盲導犬が1010頭活躍しているのに対して、聴導犬の数はわずかに57頭で、存在がほとんど知られていないというのが実情です。

また、聴覚障がい者は見た目で耳が不自由だということがわからないため、周囲の人に気づいてもらえないことが多いです。

安藤さんがパラパラ漫画を作ったのも、聴導犬の存在をもっと知ってほしいという願いからです。
どうやったら聴導犬を広めることができるか考えてきましたが、知り合いの人から「安藤さんって漫画がかけるやん」って言われて、あっそうかと思い、そこから始まりました。