はじめまして。パソコン教室の講師をしている安藤一成と申します。MAMIEが設立する前、豊中市障害者センターで「障害児パソコン教室」が出来た当時、私は小学校2年生でした。当時、私のほかには障害を持つ生徒さんが6人いました。母(安藤美紀)が講師をしていたこともあり、自分も障がいを持つ方と一緒にパソコンを勉強していました。自然にそれが身についたのか、「障がいがなくてもあっても関係ない」という環境で育って参りました。やがて自分も障がい者・不登校の子と共に何かできることはないか、考えるようになり今に至ります。あの頃のパソコンは私にとって新鮮なものでしたが、今は仕事をするためにはなくてはならないものになっています。
時代は変わりつつあり、そのスピードに追い付くよう、新しいものをどんどんと頭の中に入れなければなりません。
それについていけるようになれれば、障害の有無は関係なくなってきます。障がい者を支えるテクノロジーの進化と共に生徒さんに寄り添って指導していく講師を目指しています。コロナの煽りを受けてしまったMAMIEですが、まだ希望は残っています。それはオンラインパソコン教室です。オンラインパソコン教室からスタートして、パソコンの勉強をしませんか?その『希望』に皆様、新生MAMIEに生まれ変わるよう、お力添えをお願いいたします。MAMIEの目指す社会は、障がいの有無に関係なく、社会参加できること。知的障がい、発達障がい、聴覚障がい、高齢者、引きこもり、不登校・・・個人に指導できる教室を常に置くことです。障がい者、引きこもりだと何もできないと思われがちですが、パソコンのスキルをレベルアップしていくことが自信につながり、自立へとつながっていき、社会参加ができる環境になります。それをバックアップすることが私たちの役割だと感じています。生徒さんひとりを中心に必要な情報を交換していく、困りごとがあったらみんなに相談して、それを解決していく力があるというのがMAMIEのメリットであるため、これからもインクルーシブコミュニケーションの実現を目指して活動して参ります。障がい者だから、引きこもり、不登校ではなく、逆にAIと融合しなければならない。
そのためには、パソコンのスキルを身につけることが必要です。パソコンが自分の目、耳、口、手足、脳となる。
そういう未来になるのには、そんなに時間はかからないと思います。コロナ禍では、ものすごいスピードで時代が変わりました。
だからこそ、障がい者、引きこもり、不登校はパソコンの技術なしではやっていけないのです。
いつか彼らはITと融合し、サイボークと変化します。ザイボークとして生きる未来を選ぶかのように、多くの彼らはパソコンを身につける必要があると考えています。
コロナ禍前は障害者よりも一般の生徒さんが多かったパソコン教室。コロナ禍に入り、一般の生徒さんより、障害者の生徒さんが増えました。不登校も。更に障害者の仕事が少なくなりました。それもあり、「パソコンを教えてください」と駆け込んでくる障害者が増えました。「学べる場がない」「家でテレワークしたいけど、やり方がわからない・・・」「きこえないのでテレワークができない」「将来を考えてパソコンの資格をとりたい」そんな中でMAMIEはパソコン教室を単にボランティア活動ではなく、障害者、不登校にも将来、仕事に役立てるために事業のひとつとしてパソコン教室に力を入れようと思うようになりました。 コミュニケーション障害(知的障害・発達障害・聴覚障害・不登校)や家族の事情で介護のため家にいる方でも、自宅でもパソコンを学べる場。パソコン教室に行きたいけど・・・障害、コロナ禍、遠い、介護、家族の事情があり、行けない。そんな人のためにオンラインパソコン教室を作るべきではないか?と考えるようになりました。コミュニケーションが難しい障害者とオンラインで上手くコミュニケーションが取れるか、不安もあります。コミュニケーション障害(知的障害・発達障害・聴覚障害・不登校)を持つ方とオンラインでパソコン指導ができるか?
生徒さんがオンラインパソコン教室を習いたいということになってもまずはパソコン教室ができる環境が必要になります。その環境を整えることができない生徒さんもいてもおかしくないと思います。
「ハンディ。それは誰も持つもの。オンラインで学び、やがて社会のチカラになる。」どこに行っても学べるパソコン教室。
コロナ禍になっても家族の事情で子どもがいても家族の介護が必要になってもパソコンが学べる。障害があっても大丈夫な環境でパソコンを学べる。不登校でも人に会える状態を作るためにオンラインパソコン教室を。
パソコン教室を開催して、19年になるが、コロナ禍をきっかけに本来あるべきのパソコン教室も改革が必要だと痛感させられました。彼らが知識を学ぶ環境を存在させないと、変化せず、どんどん社会から置いてけぼりになってしまいます。一方、どこに行っても学べるオンラインパソコン教室へと進むべき方向がしっかりと示されていれば、いろんな知恵が集まり、解決していきながらどんどん発展していくことができるとMAMIEは考えます。せっかくのNPO法人が障害者を集めているにも関わらず、パソコン教室として方向を見失ってしまったら勿体ないと感じています。NPO法人として、このパソコン教室がオンラインパソコン教室へと発展できるよう、目指します。
コロナ禍で増えた発達障害。引きこもりの子どもも増えています。彼らに眠っている才能、持っているものを引き出すためにもパソコン教室を更に広げていくことを決心しました。現在のパソコン教室の講師は代表も含めて4人。ボランティア講師は2人。
「ハンディ。それは誰も持つもの。オンラインで学び、やがて社会のチカラになる。」
コロナ禍になってもなお、MAMIEは彼らの自立のため、パソコン教室を継続します。
パソコン教室応援しています💕